スタッフのモチベーションはブランディングに強く影響する

以前にパンフレットやWebサイトを作るといったアウターブランディングよりも、

スタッフに法人の理念を浸透させるインナーブランディングが重要である

とのお話をしました。

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そしてインナーブランディングの成功にはスタッフの仕事に対するモチベーションが

不可欠になります。

なぜなら、仕事に対するモチベーションが低ければ当然法人の理念を体現しようと

思わないからです。

日々の仕事を何となくこなしていれば良いという意識に、どうしてもなってしまいます。

そのためインナーブランディングの成功はスタッフによる法人の理念の体現に

かかっています。

この記事では、インナーブランディングの成功に不可欠な、スタッフのモチベーションアップの方法について書いていきます。

モチベーションとは何か

そもそもモチベーションという言葉の意味はなんでしょうか。

『ライトハウス英和辞典(研究社)』には、「動機付け,行動する意欲,やる気」とあります。

要するに目的に向かって行動を起こすこと、つまりモチベーション=「目的意識」であると

捉えられるでしょう。

そして仕事に対するモチベーションの中身は人それぞれです。

  • 生活資金を得るため
  • たくさん稼ぎため
  • 家族を養うため
  • 出世するため
  • やりがいを感じるため

など、色々あると思います。当然複数のモチベーションがある場合もあります。

しかし、インナーブランディングの観点から考えると、

「生活資金を得るため」「たくさん稼くため」などのモチベーションは、

モチベーションとしては低いと思います。

「生活資金を得るため」だけがモチベーションのスタッフであれば

インナーブランディングのことなど一切考えないでしょう。

「たくさん稼ぐため」だけがモチベーションのスタッフであれば、

法人やお客様(介護施設の場合は入居者様など)のことよりも自分の利益を

最優先にする可能性があります。

これではインナーブランディングからは遠ざかってしまいます。

では、どうすればインナーブランディングの成功にもつながるように、

スタッフのモチベーションを高くすることができるでしょうか。

人生の目的から考える

先ほど書いたように、モチベーション=「目的意識」であると捉えられます。

強い目的意識があれば日々モチベーション高く活動することができます。

これは私の考えですが、

強い目的意識を持つためには、自分は人生で何をしていきたいのか、

どのような影響を社会に与えられるのかを考えることが何よりも重要であると思います。

法人が理念を持って活動するように、

スタッフも人生の目的を持つことで、日々の仕事をモチベーション高くこなせるようになるのです。

人生の目的として、例えば、「お客様(介護施設の場合は入居者様)に喜んでもらう」 「介護職のプロになる」などが考えられます。

人生の目的を考えることは、スタッフにとって次のようなメリットがあります。

何をしたいか分からない場合でも、方向性だけでも考えると良いと思います。

自分にとってメリットがあればスタッフも行動を起こすようになるはずです。

人生の目的を考えるスタッフにとってのメリット

①今、自分が何をすべきなのかが分かる

人生の目的を設定することで自分が今何をすべきなのか分かります。

目的と現状との差異が分かるためです。                                                   

目的に向けて自分の足りない部分を意識することができ、改善へ向けた努力ができます。

②仕事が楽しくなる

多くの人々は、1日の大半は仕事をして過ごしています。

その時間が楽しくないのは苦役に他なりません。

ですが、人生の目的を明確にすることで自分が行っている仕事に意義を感じられますし、

目的に向けてできる行動も増えていきます。

そのため皆イキイキと働くことができるのです。

③経済的により豊かになる

人生の目的を設定し、仕事に対して前向きに取り組むことで自分の成長スピードが

上がります。

また、仕事を通じて多くの価値を提供できるようになります。

すると周囲からの評価も高まり昇給や昇進の可能性もあがります。

そのため、経済的により豊かになれるのです。

④自己研鑽を継続的に行える

勉強や研修への参加など、自己研鑽へのモチベーションも高まります。

それらが人生の目的達成のために重要であると理解できるからです。

スタッフに人生の目的を考えてもらう

以上のように、スタッフが人生の目的を設定することは成長に大きな影響を及ぼします。

そして、スタッフの成長は法人の力になり、法人にとっても大きなメリットです。

また、仕事に対するモチベーションの高いスタッフはインナーブランディングの体現にも欠かせません。

インナーブランディングの実行と共に、スタッフに人生の目的について考えてもらうことも必要になります。

そういった場を設けて、積極的に考えてもらいましょう。

スタッフのモチベーションアップのためには評価制度が重要

「従業員 モチベーション」というキーワードで検索すると、

資格取得支援制度や福利厚生の充実などといった施策が出てきます。

しかし、一番重要なのは「評価制度」です。

スタッフがモチベーション高く活動した所で評価されないのであれば

モチベーションは下がる一方でしょう。

逆に、モチベーション高く活動するスタッフが評価されるのであれば、

インナーブランディングの効果も大きくなります。

つまり、法人の大きな力となるのです。

ぜひ、人生の目的を真剣に考える機会を設けてみてください。

<参考記事>

「従業員のモチベーションが上がる働き方改革とは-KIRIN naturals」

https://k-naturals.jp/column/11

「離職率の低いスターバックスが従業員に徹底している5つのポイント-リクナビNEXTジャーナル」

https://next.rikunabi.com/journal/20140926/

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