長期に入院生活を送っていた、親戚のおじいちゃんが半年ぶりに退院することになりました。しかし、退院の条件として「デイサービス」「ショートスティ」を組み合わせて利用することと家族がお薬の管理をすることなどが必要となります。
入院中は、こちらの都合で面会に行くことができますが、自宅での介護となると、おじいちゃんに合わせて日常生活を過ごさなくてはなりません。家族(おばあちゃん)は外出することもためらったりと・・・なんだか落ち着かない日々になってしまいがちです。おじいちゃんも家族も退院直後は在宅介護の生活リズムを確立するのに少々時間が掛かってしまいますが、ケアマネジャーや介護施設の方々と相談し乗り越えてきました。在宅介護の経験をされた方々はそのような思いをされたことがあるかもしれません。
おじいちゃんは、施設の利用をしたがらず、自宅で過ごすことを強く希望しています。 服の着替えやお風呂に入れたり、薬の管理など、老々介護の大変さを理解してくれていなく、おばあちゃんも決して愚痴りませんがとても心配です。
何故、施設に行きたくないの?って聞くと、「デイサービス」では歌を歌ったり、塗り絵をやったりと、興味のないことをやらされるのが退屈で、男性利用者も少なく、話ができる仲間がいないので楽しくないと・・・
「昔観た映画を鑑賞したり、趣味を楽しんだり、同世代の友人との会話ができる環境がほしい」と言ってました。きっと、おじいちゃんは、まだまだ精神的には元気なので施設にお世話になるほどではないと思っているのでしょう。どうしたら、おじいちゃんは楽しい老後を過ごすことができるのでしょうか・・・
我々働き世代は毎日、おじいちゃんのお世話をすることは難しく、通院時の付き添いやケアマネジャーさんとの打合せの立ち合いなど限定されてしまいます。週末におじいちゃんの好きな食べ物を買って訪問し、お話をすることぐらいしか今は思いつきません。
長い入院生活だったこともあり、体力が落ちているのでリハビリを頑張って自宅で過ごせる時間が少しずつ長く取れるようになるといいと思っています。 そして、これかも元気に長生きしてもらいたいと願うばかりです。
おじいちゃんを訪ねて、帰る時には、「次は〇〇日に来るから、〇〇買って来るから」っね!って、約束をします。それが楽しみになってくれればと心から思い帰ります。こんな日々がずっと続くことを願いながら・・・