介護の応援クリエイティブディレクターの舟木です。4回に渡り介護の採用に関する記事を掲載します。
介護業界の採用ご担当者様や施設長様をはじめとした採用に携わっている方に向けてお話しします。第1回目となる今回は『介護の採用は希望で溢れている〜実はチャンスが多い?介護の採用〜』と題し話を進めていきます。

介護の採用には希望があると考える理由

介護の応援はご存知の通り、介護事業者様の採用や入居者募集の支援を行なっている会社であり、中でも近年は介護事業者様の採用のお手伝いをすることが圧倒的に多いです。
依頼を受け、介護事業者の採用担当者様とお話をする中で思うのが介護業界の採用は希望で溢れているということ。
そんな馬鹿なと思われる方も少なくないかと思います。確かに介護業界全体が人手不足であり、少子高齢化が進む日本は介護業界のみならず人手不足が広がっていく。そんな状況にも関わらず、僕が介護の採用が希望で溢れていると考える理由は次の2つです。

①介護業界の人材の流動性が高いこと
②介護イメージを塗り替える余地があること

この2つをそれぞれみていきましょう。

理由1:介護業界の人材の流動性が高いこと

1つ目の介護の人材の流動性が高いこと。介護の業界は全体的に見て在職期間が短い。パーソル総合研究所とベネッセシニア介護研究所の離職までの在職期間の調査によると約6割の人が3年未満に離職をするというデータが出ています。更に1年未満に離職する割合が約3割という結果も出ている。つまり、離職し、次の職場を探す人がいると言えるでしょう。流動性が高いからこそ、中途向けのアプローチに力を入れればチャンスがあると言えます。
(出典:パーソル総合研究所・ベネッセ シニア・介護研究所「介護人材の離職実態調査2017」)

理由2:介護イメージを塗り替える余地があること

2つ目の介護のイメージを塗り替える余地があるということ。
介護の業界のイメージは一般的に良くないとされています。しかし、実際に採用担当者様にヒアリングをし、ITやロボットを導入し職員の負担の軽減や、給与や福利厚生の充実などと行った待遇の改善などを積極的に行なっていらっしゃるというお話を聞いていると、あれ、これまでの一般的な先入観と比べ悪くはないなと思うんです。特に福利厚生の内容を聞くと羨ましいと思うこともしばしばあります。良い意味で介護の仕事を探している人を裏切る要素があります。

この2つの前提を組み合わせて考えた時に、離職者が前の職場で感じていたネガティブなイメージを壊す施策を考えてみると良いのではないかと思います。例えば、一般的に〇〇だけど、実は△△!という表現やこれまで使われてきた3K(きつい・汚い・危険)を新しく塗り替えてみる。例えば3K(かっこいい・簡単・キレイ)とか。介護のイメージを変える為の伸び代が実は沢山あると思います。皆さんと一緒に介護をどんな風にみられたいか、介護の未来はこうであって欲しいとかを想像する個人的にワクワクします。
次回は陥りがちな採用における危険な思考について話します。

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