皆さんは今話題の「eスポーツ」という言葉をご存知でしょうか。eスポーツとは、TVゲームを使った対戦を競技として捉えることを指します。ただの娯楽の枠に留まらず、アジア室内競技大会では正式種目に採用されたり、eスポーツのプロとして生計を立てる人もいらっしゃいます。eスポーツは介護の世界でも認知症予防に効果的であるとして注目を集めています。この記事では、eスポーツを介護の世界でも役立てているニュースをご紹介します。
事例1
https://www.koureisha-jutaku.com/2021121522_05_1/
( 高齢者住宅新聞社『eスポーツで施設レク 認知機能低下予防に寄与』)
ライフケアデザイン(川崎市)が運営する介護付有料老人ホーム「ソナーレ・アテリア久我山」でeスポーツを活用したレクの事例です。ゲームセンターにあるリズムゲームやレーシングゲームが活用されています。
【事例2】
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20230903-OYT1T50085/
(読売新聞『「ぷよぷよ」が反応速度や認知機能を向上、埼玉・加須市でシニアのeスポーツ体験教室』)
埼玉県加須市によるeスポーツを活用した認知症予防の検証です。
検証の結果、高齢者の反応速度や認知機能を向上させる効果があったことが分かっています。
【事例3】
https://www.asahi.com/articles/ASR1575WSQDPUNHB008.html
(朝日新聞『高齢者の認知機能、ゲームで向上 eスポーツの効果を実験で検証』)
東北福祉大学やNTT東日本によるeスポーツの実証実験です。
注意を払いながら複数のことを同時に行う能力の向上が見られたとあります。
【事例4】
https://www.koureisha-jutaku.com/20220119_08_2/
(高齢者住宅新聞社『eスポーツレク試行 NTTe-Sports・SOMPOら協働』)
パズルゲームを使用したレクを実施しています。
「レクの企画・準備などを行う負担の軽減が期待できる」と
職員側の負担軽減にも言及されています。
まとめ
これらの記事から、TVゲームは攻略法を考えることや、瞬間的な判断や操作を多く必要とすることが認知機能の向上に繋がると言えるでしょう。また、身体を動かすことや子供がやるようなレクリエーションが苦手な人にもeスポーツは楽しむことができます。
皆様の介護施設でも導入を考えてみてはいかがでしょうか。