皆さん「ICT」という言葉を一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

ICTとは「Information and CommunicationTechnology」の略で、情報通信技術を活用したコミュニケーションのことを呼びます。

近年少子高齢化による労働人口の減少や働き方改革の推進に伴い、多くの企業で直接対話や書面などを使って行っていたやり取りを、ハードウェア・ソフトウェアのような通信技術に置き換える「ICT化」が進んでいます。

現場仕事の多い介護業界ではまだまだ他の業種と比較してICT化が進んでおらず、

私のお客様でも業務過多が原因で介護士が辞めてしまったという話をよく耳にします。

この記事では介護業界向けのICTについてご紹介したいと思います。

【排尿予測装置 Dfree】

DFree – 排泄予測デバイス/Toilet Timing Predicting Device

介護士にとって重要な業務の一つであり負担の大きい「排尿介護」。

排尿予測装置Dfreeは500円玉大の装置を下腹部に装着することで超音波センサーで利用者の膀胱内の尿量をモニタリングすることができます。利用者の排尿のタイミングが近づくとタブレットに通知が来るので事前にトイレでの排尿を行うことができます。

介護士にとってはおむつ処理にかかる手間を減らすことができるので、その時間を別の業務に当てることができ業務の効率化につながります。

実際に導入した施設では尿意があることを訴えられない入居者様のトイレでの排尿回数が増え、職員の排尿介護の負担を減らすことができたそうです。

【見守り介護ロボット まもる~の】

トップページ | 見守り介護ロボット まもる〜の (zipcare.co.jp)

介護施設では多くの入居者がそれぞれ各居室で生活をしています。

全ての入居者の部屋に訪れて健康状況などに問題がないか見まわりを行う業務は介護士に

とって大きな負担になりますが見守り介護ロボットを各部屋に導入することで

事務所にいながら入居者の睡眠・離床、部屋の環境情報をリアルタイムでタブレットやスマホ画面から確認することができます。

私のお客様でも同様な夜間見守りのICTを導入している施設があり、職員の業務負担だけでなくプライバシーの面から入居者様にも好評だそうです。

【まとめ】

ICTを活用する介護士

介護業界において長年問題となっている人材不足。

これは介護職員の業務過多が原因の一因だと考えられています。 上記に紹介したような「介護業界のICT」を導入することで介護職員の業務負担を少しでも軽減し、「介護職=大変な仕事」というイメージを払拭していくことが人材不足解決の糸口になるのではないでしょうか。

前の記事、後の記事

«
»