前回の記事ではX(旧Twitter)の導入を中心に解説しました。今回の記事ではより具体的な運用方法にフォーカスして解説していきます。
X運用の方針を決める
「何のためにXを運用するのか」「誰がアカウント担当者か」「何を投稿するか」「どのように投稿を行うか」「誰に向けて行うか」「それが他のユーザーにどのような印象を与えることになるのか」といった点を事前に整理し、紙などに書き出しておきましょう。こうすることで、目的と行動に一貫性が生まれ、求める結果が出しやすくなります。
具体的な投稿内容について
目的にもよりますが、次のような投稿をしていき、他のユーザーから注目を集めるようにしましょう。例えば「介護業界のニュースについて、自分なりの見解を述べる」「採用や面接についての持論や気づき」「医療や福祉に関する話題」「ペットに関する話など、日常的な投稿」等の投稿が考えられます。特に面白いのは、その人なりの意見や問題意識が垣間見える投稿です。面白い投稿があると注目してくれる人が増えていきます。それがやがて法人自体の認知度や印象の向上、つまりブランディングにつながります。
たくさんフォローする
多くのXユーザーは他者との交流を求めて登録している部分があります。交流の一助となるのが「フォロー」です。フォローとは、その人の投稿を継続的に見たい場合に行う行為です。この辺の機能は説明するよりも実際に使用してみた方が分かりやすいです。フォローすると相手にも通知が行くのでこちらの存在をアピールすることができます。特に介護関連の投稿を行うアカウントを中心にフォローしていくと良いでしょう。
気になった投稿に「いいね」をしていく
「いいね」とは、面白い、共感できるといった気持ちを手軽に伝えられるツールです。相手に関心があることを伝えられますので、積極的に活用していきましょう。スクリーンショットの赤で囲った箇所から「いいね」することができます。
話しかけてみる
介護関連の話題を行っている人を中心に話しかけてみましょう。友人のように仲良くなる人が出てくると、自然と目立つようになります。また、それを見た他のユーザーが、話しかけてくることもあります。人は楽しそうなところに集まるので、楽しそうにしていれば自然と交流できる人が増えてくると思います。スクリーンショットの赤で囲った部分からコメントした人に向けて返信ができます(リプライ、といいます)。
楽しくやることが一番重要
Xを始めてもすぐに結果が出ることはありません。例えばすぐに採用に効果があった、等ということは起きません。気長にやっていく必要があります。そのため、楽しくやれることが一番重要です。また、楽しんでやっているか、仕方なくやっているかは他のユーザーにも伝わります。まずは楽しくできると良いと思います。