日々の業務において、アイデアを出さなければいけない場面はたくさんあります。
今回はアイデアを出すコツについて、3つの方法をご紹介します。
そもそも論で考える
物事の原点に立ち返って「そもそも何のためにやっているのか」を考えると、それを達成するための方法が色々あることに気づきます。例えば、施設のイベントを利用者様が喜ぶことを目的に行うのならば、「そもそも利用者様を喜ばせるためのイベント」と原点に立ち返るとアイデアが浮かびやすいです。利用者様目線になってみると、実は改善の余地があるイベントや今まで思いもよらなかったイベントなど、柔軟なアイデアが出てくるかもしれません。
例えば日本シニアライフ株式会社は「デイサービス ラスベガス」という、麻雀やパチンコができるデイサービスを運営して大変好評を博しています。これも、「そもそも何のためのデイサービスか」と原点に立ち返った結果の一つです。
なぜ?と問う
「そもそも論」と似ていますが、「なぜ?」と問うことも良いアイデアを出すには効果的です。例えば、上司より「法人全体の新卒採用の人数を増やしたいので採用サイト制作の外注をして欲しい」と指示されたとします。ここですぐに外注作業に取り掛かるのではなく、立ち止まって自問自答を行う必要があります。
「なぜ採用サイトを制作しなければいけないのか」「採用サイトを作るとして、なぜこのコンテンツでなければならないか」「採用サイト制作以外に金銭的コストが比較的かからない方法は無いか」「それであればSNSやブログの開設、展示会への参加によって学生との接点を持つのはどうだろうか」など、アイデアが色々と湧いてくるのではないでしょうか。
物事の共通点を見出し、当てはまるものを探す
介護施設によってはピアノをレクリエーション療法として取り入れているところがあります。ピアノは手先を繊細に動かす必要があり、それが脳を刺激するのに効果的だからです。
他にも手先を動かす作業に当てはまるのが、文章を手書きで書くという作業です。手書きは脳を活性化させるのか調べてみると、脳を活性化させることを証明する研究結果が出てきます。そのため文章を手書きで書くという作業をレクリエーション療法として取り入れるか検討できます。
実際に、ノルウェー化学技術大学の研究結果では、手書きは脳を活性化するのに効果的だと証明されています(『手書きが創造性を高める科学的な理由』
https://www.lifehacker.jp/article/handwriting-creative-skills/)
ピアノの演奏と文章を手書きで書くという2つの例により「手先を動かす作業は脳を活性化させる」という物事の共通点が見出せます。
以上の共通点より、さらに他の楽器の使用を検討したり、あやとりを使用するのはどうかなどとアイデアを膨らませることができます。
このように、物事の共通点よりアイデアを膨らませる手法も有効です。
いかがでしたでしょうか。少しでもあなたの業務の参考になれば幸いです。