先日から都内の某高級有料老人ホーム様のブランディングに関する相談を受けており、相談の中でブランディングが改めて大切だと感じましたので、その時の話をします。

1.ブランディングに失敗した高級有料老人ホームの話

御相談をいただいたきっかけは入居促進の為のポスティングでした。相談内容は入居促進の為に従来からポスティングを行っているけれども効果が薄いというものでした。
ポスティングは国勢調査などのデータを元に、ターゲットをある程度絞ることができます。これまでの絞り込む条件をお伺いする限り、検討違いな絞り込みを行っている訳ではないと感じました。
次に実際にポスティングに使用されていたチラシを拝見しました。直ぐにこのチラシが、期待した結果が出せない理由だと感じました。拝見したチラシは一般的なコピー機で出力されたものだったからです。チラシの四隅には白いフチ、ペラペラの薄い用紙、かすれたインク、解像度の悪い写真。掲載されている情報も雑然としていました。デザインも高級有料老人ホームとは程遠く、施設の特長を表現しているとは言い難いものでした。それらの内容を見る限り、高額な費用に見合うだけのサービスを提供しているとは感じられませんでした。

このチラシを使用しポスティングを複数回に渡り実施されていたということで、コストを払いながら、法人にとってネガティブになる宣伝を行っていたことになります。非常に勿体ないことをされたと感じました。
このような失敗はブランディングを考慮せずに施策を行ったことに起因しています。

2.ブランディングを考慮せずに施策を実施するデメリット

ブランディングを考慮せずに施策を実施するデメリットを紹介します。

(1)コストが無駄になる

ブランディングを考慮しないまま施策を行うと、無駄なコストが生まれます。結果を得にくい施策の為に支払うコスト、更にブランドイメージを取り戻す為のコストが発生します。

(2)マイナスのイメージを法人及び施設に植え付ける

施策に触れた方に対し、意図しないイメージを植え付けることに繋がります。
ネガティブなイメージや、実際の施設と異なる雰囲気を感じさせてしまうからです。前述の事例のように、高級有料老人ホームが質の良いサービスを提供しているとは感じてもらえない等です。
これらのデメリットを防ぐ為にもブランディングは重要なのです。次にこれらのデメリットを防ぐ為の方法を伝えます。

3.施策立案と実行の際に考えるべきこと

施策や活動を行う際に、それらが法人をしっかりと表現しているか、ターゲットから見た時に理想の姿になっているかということをチェックしなくてはなりません。ここから簡単なチェック方法をお伝えします。

■手順1:「どんな法人になりたいか」をチェックする

まず初めにどんな法人になりたいか。また施策の受け手から見た時にどのように見られたいかを考えます。つまり目的やゴールを決めます。
例えば高級有料老人ホームならば「価格に見合うだけの安心」、「一流のおもてなしを受けることができる」等です。目的やゴールを決めることで、これから実施する施策に生じるブレを少なくすることが可能になります。

■手順2:「その施策や活動は定めたゴールにふさわしいか」をチェックする

次に、先程考えた「どんな法人になりたいか」というゴールに対し、実施する施策はふさわしいかチェックします。
例えば高級有料老人ホームのポスティングなら配布するチラシの紙質からは高級感を醸し出しているか、デザインは安っぽくないかなどを見直します。

手順1で考えた理想とこれから行う施策にギャップが無い状態であれば、一貫したブランディングになっていると言えるでしょう。

4.まとめ

ブランディングを考えられた施策を実施することで、統一したブランドイメージを与えることができます。またターゲットとなるユーザーにブランドの価値を理解していただく為の助けになります。
新たな施策を実施する際に、是非この記事を活用してください。一緒に選ばれる法人・施設を目指しましょう。

前の記事、後の記事

«
»